急坂と鎖場ある古来からの登山道・表参道。正規の起点・金桜神社から水晶峠を越えますが、今回は途中から。
川上牧丘林道途中のアコウ平から参道へ下る途中、五丈岩が遠くに見えて胸がおどります。
荒川を渡ります。秋なので水量少ないですが、黄色いコケが滑りやすいです。水量が多いときは一苦労でしょうね。
標識と赤テープがたくさんあります。高原地図には迷いマークがついていますが、暗い時間帯にでも歩かなければまず迷わないでしょう。
御室小屋が見えてきました。表参道がにぎやかであったころはここに籠って翌日登頂を果たしたのでしょう。
たいへんな崩壊具合(昨年の大雪ゆえか?)ですが、造りが頑丈であったがゆえによく残っているのではないかとも思えます。
紅葉の木々を見ながら昼食に。これから山頂まで500mの急登です。
少し登って、「さあこれからですよ。とりあえず、あの大仏岩(隻手廻し岩)まで行きましょう。」
長いクサリ場 これは修験道らしい!
とくに雨の日、岩が濡れているときは注意すべきでしょう。
ぐんぐん高度を上げていくと、ガスの切れ間にまた片手(隻手)廻し岩、五丈岩(山頂)が見えてうれしい。よく演出されているルートだと思います。
隻手廻し岩の基部を過ぎて、ザレ場通過が2か所(ロープ渡しあり)。前後はシャクナゲが多いです。
このガスの向こうに見えるのがいい。岩が大きくなってきつい登りになって、ふくらはぎが張ります。
ダケカンバ シャクナゲ ハイマツ 花崗岩の造形。
その2
その3
ガスが晴れて背後の雲海の向こうに富士山も見えてきました。
到着!これって!あれ? 縄文時代から登られていそう・・・
コースよし・眺めよし。特に後半の登りは楽しくてしびれました。
何人か登山者が集っていて、にぎやかな反対側(北側)にまわって最高所登頂。
宿泊は金峰山小屋。美味しい夕食・チキンソテー! 思えば2009年にヨシキさんの講師で泊まった以来か。あのときはコンサートもあって楽しかった(まあ、しょうじき、こんかはビミョウなかんじに)。
翌朝、小屋の前から八ヶ岳がよく見えます。
西側は南アルプスがほぼ全山ずらり。(写真では見えない)右に中央アルプス・御嶽。
今朝も、いい富士山
千代の吹上の迫力ある稜線 そのむかし、中学生・高校生の時、冬・春の強風にあおられんがら登降しました。
今日は西側から五丈岩。
五丈岩8時。女性が一人取りついていて、長く困っているようだから助けようかと思ったけど、遠くからコーチに厳しく鍛練されていたみたい。大弛峠を出た人が早くも到着しはじめました。
八ヶ岳・大日岩・飯盛山・瑞牆山!北側は北アルプスは見えなかったけど、浅間山・四方原山・男山・天狗山などが見えました。
土曜日のたくさんの登山者とすれちがいながら大弛峠へ。朝日岳の登りから金峰山を振り返る。
遠くに大菩薩連嶺が見えます。南側は毛無・御坂・三ツ峠・杓子・御正体・・・
大弛峠に10時に着いて、北奥千丈岳に上がろうかとも思っていましたが、峠の上にあふれんばかりに駐車台数が多くて(写真 少し下にある女性トイレも15人以上待ち)げんなり。これでは数時間のちに帰りの人たちで混み始めます。
大弛小屋の大ちゃんさんとお話ししながら楽しく喫茶を楽しみました。おいしい水もありますよ。往復登山はなし〜にして1時間後、栄和交通さんタクシーで車両に戻りました。
大弛峠手前10kmからのすばらしい黄葉の展望。
太刀岡山・黒富士が見えます。
林間にかろうじて五丈岩がのぞめます。
鼓川温泉に入浴。食堂「あぜ道」で 焼うま丼(馬肉丼)をいただきました。早い時間で小仏渋滞にも遭わずに帰れました。かなり印象深い山歩きになりました。