久しぶりの海外はスリランカ。私にとっては1988年・20歳以来、28年ぶりの訪問。旧友セナとも16年ぶりに再会して(1990-2000年在日)、山歩塾グループを案内してもらいました。
アンダマン通過中。スリランカ航空利用(成田から週3便 83000円、往路10時間、復路8時間弱)。2004年の訪問も考えていましたが、そのときはまだ激しい内戦中、とくに都市部での自爆テロが続いて断念しました。今回の飛行機はほとんど日本人で満席で若い方も多数!
初日はガイド会社オーナー・ダルマさんのお宅で夕食をいただいて空港近くで宿泊、 翌日はヌワラエリヤへ。車窓からヤシ林をぬける列車をのぞめました。
車移動のいいところ。先ずは道路サイドのキングココナッツを賞味。カシュナッツも美味しかった(ここがいちばんのところらしい)。
ヌワラエリヤ(手前)の紅茶工場見学。建物は1800年代と古くて世界遺産級?日本の最新の精密機械も活躍していました。
ヌワラエリヤまでは茶畑のある斜面を2000mほど上がります。滝の景観を見ながらお茶を試飲するところもあります。雨が降ってきましたが上に上がって湖を半周して、リゾートホテルに宿泊。朝昼晩、カレーが続いてもけっこうだいじょぶです。
翌朝は雨、ヌワラエリヤのバスターミナル。
イギリス統治時代のかわいい郵便局があります。
なんという野菜だったか。ヘチマのような・・・この時期けっこう出荷されています。野菜やフルーツは皆さんの関心の的です。
キャンディでダルマさんと待ち合わせて、東洋一の規模!?の園内を案内していもらいました。アフリカやセイシェルからも取り寄せられていて興味深いです。
植物のお好きな方は1日でもいられるかもしれません。
キーキーキーキー、コウモリ!
温室にはランが収集されていました。
キャンディの市内観光、貯水池の上に上がって町を見渡します。
仏歯寺。ここから最後の王が見下ろしたのは? 悲しい物語があります。
木造りの寺。反王族勢力やイギリスからの襲撃、最近ではテロから守られるために城壁に守られています。この国にとって仏歯とは、王権・政権を正当化する特別なものなのです。
後方ではスリランカにおける仏教、とくに仏歯をめぐる国の歴史が延々と解説されています。日本史の倍の長さ・ボリュームがありそうです。
ダンスショー。会場内は暑くて、ショーが始まるとたちまち熱気に。
魔除け?の踊り。けっこうこわいです。
ドラムとダンス
火渡りで締め。
静かな山の上のホテル(HOTEL TOPAZ KANDY)で泊まりました。
大きい窓から広い眺望。
朝食、かわいいレストラン。ディナーは別に最上階の静かなフロアです。
アヌラダプラへ。途中のスパイスガーデンにて、社長がおもしろく話しをしてくれました。脱毛剤、コレステロール減らすもの、私には育毛剤?、さまざまな効き目のある商品の数々、高いけれどみなさんにけっこう売れてました。
ここは民芸品店。作業風景はおもしろいですがここも商品は高い・・・ここでバケツをひっくり返したような通り雨。
ワタの木?があって手に取ってみました。
ピンク・クォーツ山は今話題のパワー・スポットだそうです。個人的にはここの星占いに興味があって試してみたかったのですが、かないませんでした。
アヌラダプラ。紀元前、インドから仏教を受け入れた時の、スリランカ最古の都です。私は初回の訪問で印象的だったので今回は頼んで加えてもらいました。
お釈迦さまが悟りをひらかれたブッダガヤのから枝分けした菩提樹だそうです。
湖そばのホテルに17時前?に早くついて、やっとのんびりできました。旅行前は蚊の心配をしていたのですが、ここでちょっと煩わしかったくらいで他ではほとんど気になりませんでした。
距離が遠くて移動に時間もかかりましたが、後で振り返ると、旅行客もそれほど多くなくて静かに見て回れてよかったと思います。
ポロンナルワへ。途中のミルクスタンドは新装開店。象が行き交う自然公園の近く、28年前に私が移動したときは、ゲリラが襲撃するのではと皆が心配してくれたあたりです。平和になりました。
近くの牧場で取れたてのミルク。おなかが心配でしたが牛乳をオーダー(50RPS!)、温かく・適温で飲ませてもらって美味しかったです。
パラークラマバーフ王の立像と伝わる(諸説あり)。 優美の曲線。
そのパラークラマバーフ王の宮殿
博物館ではこのような建物であったと解説されています。
日本の平安期(11−13世紀)のものです。
閣議場。狛犬のようにならぶライオン。
僧院
クワドラングルの中心エリアへ・ワタターゲ 7世紀・最古の僧院
ガルポタ
そしてランカティラカ。28年前と変わらない美しさ・・・背面を歩けます。
あっという間に学生さんたちでうまってしまいました。
クライマックスはガル・ヴィハーラ 横に長い花崗岩が彫られています。
涅槃像の横に立つ、悲しみのアーナンダ(諸説あり)
このような悲愴な表情の石像がありましょうか
昼食後、午後は象サファリへ。
親子ゾウ・4頭に出会いました。
ジープでがたがた道を行くのは面白かったです。ちょっとした展望台もあります。いいジープに乗せてもらって、何台も抜かしたり、停車いていたところをうらやましそうに注目されたり気分よかったです。
この日はもりだくさん。アーユルヴェーダにも。
ガイダンスを受けてそれぞれの個室で受けました。リーズナブルな価格。
ホテルに入って食事後に薬液を洗い流しましたが、オイリーな予想とは違ってサラリと洗い落とせました。さっぱりして、私は頭もすっきり、旅の疲れも落ちたような気がしました。日本人の方も多く見受けました。1週間滞在する方もいらっしゃるそうです。
できたばかりのいいホテル。中国人いっぱい。
さあ、翌日は早立ちで、遺跡のクライマックス、5世紀の遺構・シギリヤロックへ。
朝8時の始業・国歌斉唱を聞きながらロックへ。
エレファント・ゲートから。
美女のフレスコ画には最後に急な階段が。画は撮影できません。
ライオンゲートへ。
行ってきます!の図。
今はがんじょうな階段と手すりですが、昔はこの足形をたどったのかな?
ゆっくり20分ほどで上部に到達。先ほど歩いてきた正面の道が見下ろせます。
石の上の宮殿跡。周囲は360度ジャングルです。
玉座があって、美女舞踊団を待機させていたのだとか。
さて戻ります。下りのほうが高度感あり。
人気者だった、猿2匹。
これから登る人たちは大混雑。早起きは三文の得?朝早く出て正解。
コブラ・ゲートから退出。
ランチは、今話題のジェフリーバワのカンダラマホテルへ。
11時半のオープンまで館内をぶらぶら。
冷房のきいた広々としたホールでおいしいブッフェとビールをいただきました。中華料理も多いです。26US$とか。
最後の遺跡・ダンブッラへ。
紀元前1世紀に王が修行したという洞窟。
全身ゴールド。
夕立がきました。このあとコロンボへの幹線は道幅拡充工事で渋滞。通常2時間のところが6時間半と、予想以上にかかって疲れました。こんな状態がもう4か月続いているとか。時間のかけ方がまだまだ日本とはギャップがあるように感じました。
親友・ガイド・セナの地元の寺のイベントがあるということで参じました。
ホールにたくさんの日曜学校の子供たち。800人ほど?
尊敬を受ける僧侶たち。長々としたセレモニーと説法にも子供たちはおとなしかった(かな)。私たちは途中で抜けました。
シャインニングボーイ!セナの12歳の息子さん(左)です。
奥さまとおじょうさん。彼がスリランカに帰ってから築いたご家族で、感慨深い対面でした。
やっとコロンボ市内へ。8世紀にアラブ人がやってきて開けた、ムスリム・モスク(ジャミリー・ウル・アルファー)。
オランダ病院あとの飲食街にて、生ライオンビールよし。都会の味に人心地。
これはうんまい。ロースト(スパイシー?)カシュナッツ!
ここに来てから7日目の陽が沈みます。スリランカ旅行はふつうは5−7日でしょうが、今回はまだあります(長旅ゆえの大変さはありますがぜいたくです)。ただ、日程が長くていらっしゃれなかった方々のことを考えると残念で、前半後半のご参加も可能だったのでご案内すべきであったかもしれません。
8日目、南のゴールへ向けて海岸線を移動します。ベントータ・ビーチです。
何日でもいたくなるようなホテルがあります。2回目以降の旅行でないとなかなか出向けないところです。
プルーサイドのバーで椰子の実ジュースをいただきました。
そいてこの鉄道、とても乗りたかったけど、1日数本でうまく時間が合わず。
ヒッピーの聖地・ヒッカドゥワに。名前だけでうきうきします。
ビーチには真夏の陽差しが降り注いでいてサングラスなしにはいられません。
国道をさらに南下します。ヤシの木が豊富です。
川にかかる鉄道橋。
世界遺産ゴール(ガレ)到着。たくさんの観光客。
ポルトガル・オランダと重要な軍事要塞・商業拠点でした。
みな、大きな木の下の日陰でくつろいでいます。
建物2階のカフェで、海を見ながらくつろぎました。パパイヤジュースうまかったなあ。
今回、唯一、日本食レストランも見つけました(TUNA)。垢抜けしたゴアにはけっこういいお店が多くあります。
さあ、もう少し走って、ウェリガマのホテルへ。
ウェルカムドリンク。広いロビーにすばらい海の景色。
その名もフィッシャーマンズワーフ。
ちょっとしか泳げなかったけど、プール。
快適な部屋。
すばらしい月夜。満月。
海風の気持ちいいテラスでディナー。みなさん魚料理をチョイス。
翌朝、ご希望者は隣町ミリッサからクジラ・ウォッチングへ。
漁港を午前7時に出発。座席がかたくて ざぶとんがほしかったかも。
なかなか見えずに やっとリソー・イルカが見えて 帰りかけたかなと思っていたら、突然追いかけ始めて 11-12時に のべ20頭ぐらい見かけましたた。
潮吹きや、潜る前のヒレたたきなどいいシーンが何度かありました。出港した20隻のうちそうして見れたのは5隻だったと思います。私たちはいちばんいいボートでダッシュ力がありました。ただ、写真としてはこんなもんです。はは。
コロンボに高速道で帰って最後のディナー。部屋は建てつけや電機など問題がありましたが、レストランメニューは洗練されていてなかなか美味しかったです。
滞在中、堪能したライオンビア。
翌朝、チェックアウトのとき、三輪車で周囲を一周して遊んでもらいました。
国立博物館見学。粗削りな展示内容でしたが、玉座がよかったかな。ショップが充実していて、冷房が効いていて カフェもいいです。
豊富な鮮魚。スーパー・アビコでおみやげ買い物・30分ほど。紅茶・スパイスなどの買い物はここが効率よかったです。
ダルマさんの家で休憩・お別れティー。ケースつめなおし。記念写真。
郷愁を誘うコロンボの夕陽。こんどはいつ来れるだろうか。このままいつまでも平和な国でいてほしい。現地の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。
帰りは8時間を切る速さ。インドシナ・台湾・沖縄を過ぎて、あっという間に夜が明けてきて高知沖・大島と近づきます。
南アルプス 中央アルプス 新雪ついた?
マウントフジ!
これは寒そう、冬型天気の成田空港到着。お疲れさまでした!ぶるる。