山形駅集合にて5年ぶりの朝日連峰へ。大井沢からの入山は中崎橋の先までしか入れなく(西川町の当初の情報だと9月初めまで復旧するはずであったが)、1時間強の林道歩きに(沢を渡るところで 車でどうしても通過できないところが3か所はあり、年内の復旧はまず無理か)。増水した日暮沢を渡って日暮沢小屋に日暮れすぎに到着。先客男性1名・女性1名の個人さん。
2日目、清太岩山を越えて1200mほどの「ユーフン」を過ぎるころ、紅葉が染まってきて、竜門小屋が見えてきました。
稜線はなかなかの風のようですし、雲がかかっています。
山形側は晴れているのですが、回復がおそいようです。下山してきたおじさんたちは前日ひょうが降ってきて散々だったとぼやいていました。
ユーフンから竜門山への登り この辺りでいちど休んでおけばよかった。
竜門山は何も標識がない? そして新潟県側(北西)から10m(ときおり15m)の強い風が吹いていたのでした。10月中旬が雪の可能性もあって危ないと認識していましたが、氷温でないにしても寒風です。そそくさと昼ごはんをとりました。
西朝日岳へ。2つこぶを越えていきます。あわよくば竜門小屋に泊まって寒江山・相模山にでも散歩しに行こうかと考えていましたがとてもそんな余裕はありません。
午後1時ごろになって以東岳が見えてきて、やっと本格回復してきました。
風も弱まってきました。
うーん、いいかんじです。
強風時、西朝日岳は通過するだけと思っていましたが、風が止んでのんびり過ごせました。
ここからはなんといっても深い谷を隔ててそびえる大朝日岳ですね!
やっほい!
ムナアツの景色です。
草紅葉もほどよく、
振り返れば西朝日岳も雄大に見えました。金玉水(よみかた注意!)で水を汲んで小屋に入ると、強風がまた吹いてきて夜半まえ吹き荒れていました。もう回復するばかりと思っていたので驚いたしほっとしました。小屋のおじさんもこんなに強風が吹き続けるのはめずらしいと言ってらっしゃいました。
10月初日。小屋は15人ほどと混んでいて、ほとんどが朝日鉱泉や古寺鉱泉からの周遊・往復の方々(大朝日が鋭角には見えないかな?)。そしてどちらからも日帰りを敢行する強者がいらっしゃるらしい。朝日の魅力を楽しみには勿体ない気もするけど・・・
東の蔵王のほうから日が昇りました。
間近に去年登った月山、その向こうに前日は見えなかった、初冠雪した鳥海山が今朝は見えました。月山の右には興味深い(村山)葉山が連なります。
前日とても行く気のしなかった大朝日岳山頂へ。小朝日岳方面に谷が切れ落ています。
山頂からすばらしい展望。中ツル尾根コースが左に下りている。ひときわ高く祝瓶山がそびえている。写真えは見えないが飯豊や磐梯が連なっている。風もなく穏やかで大展望を楽しめました。
銀玉水でのどをうるおして、小朝日岳の登りへ。ここがまた美しい。
大朝日を振り返ります。さらば! 古寺山からハナヌキ峰を経て、熊鈴を存分にならしながら日暮沢に戻りました。また5年後に来れるだろうか?こんどは久しぶりに北半分(竜門-以東-大鳥)も歩いてみたい!