ガイドポリシー

ガイドはんい = 

近郊の山から中部山岳・東北・上信越、海外トレッキングまで:

私は中学の山岳部時代から、大学の探検部時代を経て30年ほどそれらの山々・地域に通って親しんできました。2005年にガイド業を始めてからは、その8年前から住んでいた神奈川県の山(丹沢・箱根・三浦半島など)のを中心に、多摩川上流の山(雲取山・三頭山・笠取山・御岳山・大菩薩など)、相模川上流の山(雁ケ腹摺山・道志朝日岳)、富士山やその周辺の山々を一緒に歩いて、ハイシーズンには中部山岳・東北・上信越、海外トレッキングまで足を延ばすということで、首都圏にお住いのたくさんの方々をご案内しています。現在、かながわ山岳ガイド協会に属し、地域ガイドとして神奈川県の山の魅力を紹介しながら、全国・海外でも山歩きを楽しんでいただきたいています。

== 安全第一、楽しい登山 == 

冒険心・好奇心を持って出かけることはとても大事なことです。ただ、野外、とくに深い山の中では、体力的な余裕(万全であること)や、退路の確保などを心がけ、ガイドをはじめとして経験者と同行願うなど、しかるべき準備をしてチャレンジしましょう。そもそも、

① そもそもムリをして出かけない。 いくら行きたいところ・コースがあっても、体力的に大変なところ、危険が予想されるところに出かけないようにしましょう。とくに単独で、思いつきで、出かけることは危険です。

② 悪条件のときは特にムリをしない 例えば天気、体1調不良。状況が悪化したときに、屋根があって暖をとれるようないい避難する場所が少ないし、最悪の場合に街中のように救急搬送ができない場合があります。

ただし、数日間の行動中などで、体調や天候の急変があって図らずもそういった悪条件に陥ってしまった場合、山麓に救助を求めても時間がかかるなどしますので、自ら応急処置や安全地帯への脱出・確保が必要となります。

そうしたときには、冷静さを失って判断を誤りがちです。たとえば怪我の処置を行わなければならない場所が危険であったり、雨で滑りやすいところで状況であったときに、そのときの対処も学習しておりますが、いちばんは何よりそうした状況を事前回避することです。 

@その先はガイドの個性、千差万別ということで、何かの機会にお会いして、かつそこそこ会話を交わして お互いのイメージが合えば、もっと楽しい登山=もっと安全な登山につながっていくと思います。

@基本的に「楽しみ」「レジャー」 登山という危険行為をふまえつつ、それを楽しみます。1日がんばれば2つの山/20kmを歩けるかもしれないけど、余力を残して1つの山/10kmを余裕を持って歩こうという。あくまで「趣味」「レジャー」なのです。そして、山中の自然観察・会話(交流)・(機会あれば)下山後の食事などを楽しむよう、お手伝いします。

@メンバーシップの期待 ガイドとしてごいっしょするからにはもちろんガイドが各参加者の安全を第一に考えるのは当然なのですが、冒険域に入る「パーティー」ということを考えると、お一人お一人さま・成員のご協力が合わさると、山歩きの充実度が高くなると思います。